先代の西之町のだんじりは残念ながら第二次世界大戦の空襲で消失しましたが、昭和57年に西之町地車同好会を立ち上げ、東灘より地車を借りて巡行していました。2年後の昭和59年、吹田市高浜町から地車を購入。二度の大改修を経て現在に至ります。
地域の皆様からのご恩に報いるべく、本祭り後には「子ども曵き」と題しまして、イベント等も行っております。
地車復活にかけた先人の意気込みを胸に、息の合った西之町の巡行を是非ご覧下さい。
古くは江戸時代後期より曳行しており、現地車を明治33年に和田宮今出在家地区より購入し、119年間に渡り当地区で大切に曳行しております。
今では純神戸型と呼ばれる形態で刎勾欄や見送り幕とともに新調当時の形を大改修の度にも変える事なく保存してまいりました。
地域は狭い路地と坂道が大半を占めており、その分取り回しの技術と曳き手の心を一つにした地域の方々に愛される曳行を地区の誇りとしています。
初代地車は、消防団幹部が中心となり昭和62年に西宮の越木岩より地車を譲り受け、大改修を行い、平成4年まで芦屋秋まつりに参加していました。
同年12月の失火により燃失しましたが、地域の皆様からの力強い応援を頂き、平成5年に尼崎築地から地車、御影中之町より幕を譲り受け、会員の手で神戸型に大改修を行いました。
現在、秋まつりや地域行事に参加させていただいており、先人達の強い想いを次世代に伝承させてまいります。
芦屋神社の氏子地域に根差した濱之町地車として、2014年9月15日に入魂式を行い、芦屋市濱之町地区で60年ぶりにだんじりが復活し、早くも6年目を迎えました。
60年以上前の荒々しさを兼ね備えた濱之町地車の先人に引けを取らぬよう、一糸乱れぬ練り回しを目指して皆様にご覧いただけるように頑張ります。